赤ちゃんの様子
大きさ
CRL(頭殿長):約1.0cm
人らしいかたちに
この頃からGS(胎嚢)だけではなくCRL(頭殿長)も測ることができるようになります。超音波検査では、赤ちゃんは頭の大きい二頭身の形で人らしい姿になってきます。胎芽と呼ばれる時期は妊娠7週までです。
からだの一部がつくられ始める
妊娠7週では、『肺』『消化器』が形成され始めます。肺は妊娠26週ごろにほぼ完成します。赤ちゃんはママのお腹の外で呼吸をするために、ゆっくりと時間をかけて肺を作ります。
ママの様子
胎盤の形成が始まります
胎盤は赤ちゃんがママのお腹の中で生きていくために妊娠中に作られる特殊な臓器です。胎盤を通してママから赤ちゃんへ栄養などを送っているため、とても重要な役割を果たしています。また、胎盤では妊娠維持や赤ちゃんの成長に必要なホルモンも作られています。
胎盤の形成は、妊娠7週頃から始まり臨月の頃まで大きくなり続けます。臨月の頃の胎盤の重さは約500gにもなり、出産時に赤ちゃんの後に出てきます。
貧血に注意
妊娠中は、妊娠に伴う循環血液量の増加が原因で生理的貧血が起こります。また、赤ちゃんと胎盤の成長のために鉄の需要が増えるため、鉄の供給が十分でない妊婦さんは鉄欠乏性貧血になります。生理的貧血は治療の必要はありませんが、鉄欠乏性貧血は重症化してしまうと赤ちゃんの成長に影響したり、産後の乳汁分泌不全などを引き起こすため、適切な指導や治療が必要となります。
アドバイス
生モノの摂取には注意を
加熱が不十分な肉の摂取によるトキソプラズマ感染やナチュラルチーズや生ハムの摂取によるリステリア菌感染は、ママが感染することでお腹の赤ちゃんにも影響が出ます。赤ちゃんを守るために、生モノを摂取する時にはしっかり加熱するなど注意をしましょう。
生モノだけでなく摂取しすぎると赤ちゃんやママにとって良くない食べ物もあるため、きちんと確認してから食事をするように心がけましょう。
出産する病院を決めましょう
分娩は今通っている産婦人科でするのか、他の病院にするのかそろそろ決めなくてはいけない頃です。また、里帰り出産するのかによっても病院の選択肢は変わってきます。産後の生活はまだまだイメージがつきにくいと思いますが、産後にママと赤ちゃんが生活する環境をある程度考えておくと病院選びを進めやすいです。病院によって雰囲気や治療方針が違うのは勿論、産後は母子同室なのかや無痛分娩が可能かなどそれぞれに特徴があるため、パパとママで一緒に情報を集めて病院を選びましょう。