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妊娠期間の赤ちゃんとママの様子 - 妊娠6週目

妊娠期間の赤ちゃんとママの様子 - 妊娠6週目

赤ちゃんの様子

大きさ:

GS(胎嚢):約1.5〜2.0cm

心拍動がみられることも

超音波検査で胎芽心拍動が確認できることがあります。この時期の赤ちゃんの心拍数は1分間に110〜180回と、とても速いリズムです。まだ確認できなかった人も、妊娠8週頃までには確認できるようになるので心配しないでくださいね。それぞれの赤ちゃんのペースでゆっくりと成長しています。

からだの一部がつくられ始める

妊娠6週では、『眼』『耳』『上肢』『下肢』が形成され始めます。超音波検査では胎嚢の大きさは測れても、まだ赤ちゃん自体の大きさは測れない段階ですが、顔のパーツや手足が出来ていると思うと神秘的ですね。赤ちゃんは、どんな顔をしているのでしょうか。今からとても楽しみですね。


ママの様子

胸の膨らみが目立ってくる人も

妊娠6週頃から乳房が大きくなり始め、乳房の張りを自覚するママもいます。これは、血液の循環が盛んになり乳腺が発達したためです。個人差もありますが、臨月の頃には胸囲は妊娠前より約8〜10cm増加します。乳房の増大や張りがあると、人によっては痛みを感じることもあります。下着は少しゆとりのあるものにしても良いですね。


アドバイス

妊娠悪阻に注意

つわりが出てきたママは水分や食事は摂れていますか?つわりの症状が悪化すると『妊娠悪阻(にんしんおそ)』という状態になることがあります。妊娠悪阻とは、つわりの症状が悪化し、食事摂取ができないことによる栄養障害・体重減少のほか、脱水などの症状をきたして治療が必要となる状態です。つわりと妊娠悪阻の違いとしては、つわりは早朝や空腹時に起こるのに対して、妊娠悪阻は一日中症状があります。つわりの症状が悪化しているママは、早めに病院へ行って相談しましょう。

葉酸摂取は妊娠7週までが大切

葉酸は妊娠前から摂ることが推奨されていますが、赤ちゃんの器官形成が進んでいる妊娠7週までは特に葉酸摂取が必要です。サプリメントや食事での摂取を心がけましょう。葉酸が多く含まれる食べ物は、ホウレンソウやレバー、アボカドなどがあります。妊娠前は付加的に1日400μg、妊娠中は1日240μgの摂取が推奨されています。過剰に摂取しすぎないよう、気をつけてくださいね。

つわり中は無理しないで

つわりの症状は人それぞれですが、つわりが続くと精神的にもかなり辛いものです。仕事をしているママは、早めに上司へ妊娠報告をし体に負担のないよう配慮してもらいましょう。朝が一番つわりが辛いという人が多いです。例えば、出社時間を遅らせてもらうなどママが過ごしやすい環境を整えましょう。

記事の監修医師

氏名:

郷正憲

プロフィール:

徳島赤十字病院麻酔科所属。手術麻酔を行うかたわら、多種多様な疾患を対象に麻酔を行っている知識を活かして種々の書籍や記事を執筆する。保有資格に日本麻酔学会麻酔科専門医、麻酔科標榜医、ICLSコースディレクターなど。

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